防音室の予算の目安とは
防音室/防音工事の価格目安
まずは、
各楽器ごとの防音室の広さ別のおおよその防音工事費用をお伝えしますね。
ピアノ防音室/防音工事:
4.5帖: 200~350万
6帖: 250~400万
8帖: 300~500万
10帖: 380~600万
15帖: 500~700万
*ピアノ防音室に限りませんが、個々の状況により上記目安以上に変動する場合があります。
ドラム・和太鼓防音室/防音工事:
4.5帖: 300~400万
6帖: 350~500万
8帖: 400~600 万
10帖: 500~800万
*強固な防振対策が必要な場合は工事代金が大きく上昇するケースがあります。
ドラム室の場合、建物の状況によっては防音室や防音工事自体が不可の場合もあります。
ボーカル・声楽用防音室/防音工事
ピアノ用とほぼ同じ金額目安となります。
クラリネット・トランペット・オーボエ・ホルン等の管楽器防音室/工事
ピアノ用とほぼ同じ金額目安となります。
ホームシアター
6帖: 280万~400万
10帖: 400万~700万
15帖: 600万~800万
*どの程度の防音性能が必要か、内装やデザインへのこだわり等により、上記目安を前後する場合があります。
自宅用スタジオの防音室/騒音対策
6畳: 350万円~
プロ仕様のライブハウス・スタジオ
坪単価は80万から100万円以上
上の金額で計画をしていけば、
あなたが満足する防音室を防音業者に作ってもらうことは基本的には可能です。
(最終的には現場の状況などによっても変動します)
この金額でなければいけないということではなく、
「上記の目安金額」を参考に、防音室の計画に役立てて頂ければと思います。
もちろん、
この目安金額以下の価格では絶対に良い防音室を作ることが出来ないといことでもありません。
だいたいの価格目安がこれくらいだと頭に入れておいて下さればと思います。
ただし、
見積書で、防音工事単価がこの金額以上になる場合には、もしかしたら、相場より価格が高いケースも考えられますので、判断の目安として下さい。
また、逆に見積もり書の価格が極端に安すぎる場合、防音性能が他社より低い可能性があるので、防音性能がどの程度か(具体的に何デシベルか等)を防音業者に確認することをお勧め致します。
防音室計画時に、おおよその工事金額目安を知ることが大切!
音楽用の防音室や防音工事の計画を立て始めてすぐに、
はっきりとした予算はなかなか決まらないと思います。
ですが、
予算があいまいですと
防音業者ははたしていくらの予算に対する提案をするべきかが決まらず、
最終的な打合せの段階であなたと防音工事業者の間での
意見や提案のズレが出てきてしまう場合も少なくありません。
予算は、
「希望予算は、いくらです。この予算で、可能な限り希望を取り入れた最高の防音室を作ってください」
と伝えることが大切です。
良心的な防音業者は、
あなたの提示した予算内で、防音室全体のバランスを考えてベストな提案をします。
もちろん建物の構造問題などにより、
当初の予定を越える予算額にならざるを得ない場合もありますが、
明確な予算を伝えることは、後で後悔しないための重要なポイントになります。
なお、防音室や防音工事は、下記の要因により料金が変わっていきます。
- どれくらいの防音性能を必要としているのか(夜間も使いたいのか等)
- 建物の構造は木造なのか、鉄筋コンクリートか等
- 設置場所は2階か1階か、または地下なのか(通常、地下の方が工事費は安い)
- 床の強度不足による床補強の有無
- 空調/冷房/窓の有無、内装へのこだわり等
上記のように、
現場の状況や必要な防音性能によって、防音室の価格が変わってくるため、
一概に相場は「いくらです!」とは言えないのが実情です。
しかし、
防音の場合は価格の相場も分からないものですよね?!
ある程度の目安金額が分からないと計画も立てられませんので、
おおよその工事金額を上の見出しのとおり書いておきました。
目安として上の費用が、
夜間でもある程度まともに使える音楽用のオーダーメイド防音室や防音工事の価格相場だと覚えておいて下さい。
もちろん、防音性能を落としていけば、防音工事の費用も下がってはいきます。
(注)あなたのご要望内容や使用する材料や現在のお部屋(現場)の状態などによっては、
上記の費用目安を超える場合もあります。
特に、内装やインテリアをこだわって豪華にした場合や、
防音室や防音工事をおこなうには床の強度が低くて補強が必要な際などは、
通常以上にコストがかさんでいきます。
あくまでも目安とお考え下さい。絶対値ではありません。
最後になりますが、
極端に安く防音室や防音工事をおこなおうとすると失敗する可能性が高いです。
悪徳業者にひっかかってしまった場合はもちろん論外なのですが、
防音関連工事では、防音性能は基本的に価格に比例していきます。
しっかりとした防音をしようとすればするほど、
防音材/遮音材などの材料品も、どうしても高くなっていくためです。
本記事が防音室を作るための予算決めにお役立てれば幸いです。
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