ホームシアター建築時の注意点

目次

ホームシアター建築時の防音工事で気をつけるべきこと




近年はホームシアターを楽しむ人も増えていますが、
いざ満足のいくホームシアターを作るとなると気をつけるべき点がいくつかあります。

ここでは、
良いホームシアターを作るために気をつけるべきことをご説明していきます。

画面の大きさと、画面との距離

大画面に迫力のある映像を映すのがホームシアターだと思っていらっしゃる人も多いでしょうが、必ずしもそうではありません。

大きな画面をあまり距離を取らずに見てしまうと、画像の粗さが見えるようになり、色味も薄く感じてしまうようになります。

より良い映像を楽しむには、画面の大きさに対して適正な距離で鑑賞する必要があります。

一般的に適性距離は、ハイビジョン対応のテレビ視聴の場合、画面の高さの3倍程度の距離が最適といわれています。

映画は映画館の大画面に映すように映像が作られているので、上記よりやや近めが好まれます。

画面の大きさは、ホームシアターを作る際に取れるスペース(距離)を目安に、最適な大きさを家電量販店などできちんと目で見て選ぶのが望ましいですね。

スピーカーの配置について

ホームシアターで映像と同等に重要な点は、もちろん「音」ですね。

ホームシアターで臨場感を出すには5.1chのスピーカー配置が基本といえ、そこにさらにスピーカーを2つ追加した7.1chが一般的に普及しているものでは最高の環境といえるでしょう。


ご存じだと思われますが、5.1chについて少し説明すると、5つのスピーカーで5chと、1つのサブウーファーの0.1chで、計5.1chと呼ばれています。

サブウーファーは音の情報量が少ないため0.1chとなっているだけで、実際には6つのスピーカーを設置することになります。


スピーカーの内訳は、基本となるフロントスピーカーを前方の左右2つを設置し(2ch)、セリフなどの音声が聞こえやすくなるセンタースピーカーを真正面に1つ設置し(1ch)、反響などの臨場感を出すリアスピーカーを後方に左右設置します(2ch)。

サブウーファー(0.1ch)は低音専用で、どこに設置しても構いません。


ホームシアターはこの構成を基本とし、部屋の広さに合わせて、さらにリアスピーカーを追加して6.1chや7.1chに拡張したり、反対にセンタースピーカーやリアスピーカーを省略したりします。

徐々にスピーカー等を追加していく場合は構いませんが、ホームシアターを建築する際、壁にスピーカーを埋め込むならば、最初から完成形を考えておかなければなりません。

また、後からスピーカーを設置しようとすると配線の手間などもかかります。

スピーカーの数が多くなるので、最初によく上記のような環境を考えておくのが重要です。

快適な視聴環境を作る

映像と音声の機材だけではホームシアターとはいえません。 これらに合わせた快適な「環境」を整えてこそ、ホームシアターといえます。

快適なホームシアターに必要な物は、気兼ねなく大音量を出せる 「防音性能」居心地良く部屋を照らし映画を鑑賞するときも操作しやすい 「照明」、ソファーやテーブルや収納などの 「インテリア」、静音性の高い 「空調」

これらを快適に整えてこそ、リラックスして映画を楽しむことができるかと思います。

それぞれで気をつける点は、

まずは「防音性能」ですが、これは窓を残すか残さないか、これにより大きく変化します。

防音の観点からみると窓は無い方が有利ですが、居室兼ホームシアターとして使うならば窓も必要となるでしょう。

窓を残すならば、防音の二重窓で、遮光カーテンで光も入らないようにしておきましょう。

次に「照明」ですが、特に窓が無い場合は重要度が増します。

基本的には、ホームシアターの照明は、直接目に光が入らない間接照明が好まれます。

また、明るさや照らす部分を調整しやすく操作もしやすい照明が欲しいところです。

照明操作はリモコンでも調整できると便利ですね。

「インテリア」ですが、これは各自の好みの問題ですね。
木目調がいいと言う人も居れば、無機質な感じにしたい人も居るでしょうし、和風にして冬はコタツを出したいという人も居るでしょう。

ただし、忘れてはならないのは収納です。
ホームシアターとなると、映画のDVDやブルーレイディスクの数も増えるでしょうから、しっかりしまえる収納が必要です。

これは見栄えだけの問題ではなく、それらディスクのプラスチックケースは、そのままにしておくとスピーカーの振動で震えてノイズの原因になります。

余計な物はきっちりしまっておけるようにしておきましょう。

最後に 「空調」ですが、これもホームシアターでは音が邪魔にならない 「静音空調」を導入したいところです。

部屋の防音性能を高めると密閉性も増すため、換気もしっかりできるようにしなければなりませんので注意が必要です。

これらをまとめると、ホームシアターの防音工事で気をつける点は、

「画面の大きさ」、「スピーカーの数と配置(壁に埋め込むなら特に)」、「防音性能と窓の有無」、「照明と調光のしやすさ」、「居心地のいいインテリアと収納」、「静音性の高い空調」でしょう。

これらをしっかり部屋の大きさに合わせて設計する事が肝心です。



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