音楽用防音室・防音工事の計画で重要なこと

目次

音楽用の防音室・防音工事で大切なこと



防音室のイメージを長期的にきちんと考えていますか?

ピアノやドラムやホームシアター、
録音スタジオ等の音楽用防音室や防音対策のための防音工事は、1年2年だけのものではありません。

今後、長い場合は何十年も付き合っていくものですよね。


また、
防音室は毎日の生活にも密接に関係していますので、
きちんと将来を考えた長期的なイメージをすることが重要になってきます。


特に防音工事で考えなければいけないことについて
以下の3項目をご説明します。

  • なんの防音をするのかを明確にする
  • 「音響」にどこまでこだわるのか
  • 予算と防音レベルのバランス


なんの防音をするのかを明確にする

特に楽器の場合は、

どんな楽器と頻繁にアンサンブル、
つまりいっしょに演奏する機会があるのか

まで考慮しておいた方がよいです。


例えば
ピアノ防音室を計画していらっしゃるが
「お父さんはサックスで、奥さんがピアノ、たまには友人のベースも入れて練習したい」などといった予定や希望がある場合です。

こういったケースで
例えばピアノ用の防音室を作る場合、

「他の楽器の特性」も考慮にいれた方がよい

ので、防音工事業者に最初から相談した方が良いです。


または、
ホームシアターやカラオケルームにしたい場合、
実はできればドラムセットもおいて叩きたいなどですね。


特にドラムは振動が多いので、
通常のホームシアターの防音対策をしたとしても、
ドラム用に「防振対策」をしっかりおこなわないと、近隣に迷惑がかかってしまいます。


「音響」にどこまでこだわるのか

防音室を考える際、
「周りにいかに音や振動を漏らさないか」についてのみ
頭がいってしまうかと思いますが、

実は音楽用の防音室や防音工事では防音と同じくらい
気にした方が良いのは「音響」です。

音楽用の防音室では、

好きな楽器を心ゆくまで演奏したり
大声で歌ったり
ステレオで思いっきり音楽を聴いたり
良い音で映画を見たりするのが、

そもそもの目的ですよね?

そのように楽しむためには、
防音室に入っている人が、

演奏したり聴いたりする時に
「音そのものを楽しめないと、つまらない」と感じ
てしまってはもったいないからです。


例えば、
「2階で歩く足音を階下に聞こえなくするため」の防音工事なら、
音が聞こえなくなる、または気にならないくらいに音が小さくなれば、それでOKでしょう。

しかし、
音楽目的で防音室や防音工事をする場合、
「単に音が外に漏れない」だけでは
防音室完成後に満足できない場合があります。 


特に音にこだわる人は、
何の響きもない防音室や、逆に深いエコーのように

「わ~ん、わーん」

と残音がありすぎて、
何を聴いているのか分からないような音は嫌うかもしれません。

もちろん人にもよりますが、
ヤマハ「アビテックス」やカワイの「ナサール」などの既成品タイプの防音室で、
特に狭いタイプのものは、防音するのが精一杯で、
音響まではなかなか理想通りにはいかないこともあります。

(注:ヤマハ「アビテックス」や河合の「ナサール」は、フルオーダータイプの広い防音室もあります)

狭い空間の防音室にすればするほど、こだわった音響作りまではできない傾向があります。



「音響」が「防音」よりもイメージが難しいのは
「楽器等の種類」や「部屋の大きさや建物の構造」などによっても、音響設定が変わってくるからです。


最終的には、
部屋や現場を見ないと判断できないようですが、
音楽用の防音が得意な防音業者に、具体的な使用目的や楽器名などを伝えて、
音響についても相談したり、提案してもらうのがよいでしょう。



もしも、
そのような質問をしても、
まったく要領の得ない回答しかできない防音業者だったら、
他の防音業者にも見積もり提案をもらったほうが良いです。


予算と防音レベルのバランス

いくらでも防音室や防音工事に予算を使える
といったことは無いと思います。


現実的には、
限られた予算内で最高の防音対策を検討することになりますよね。


しかし防音工事の相場を無視して、

「完璧なプロ仕様レベルの防音室を10万円で作りたい」

と思って何件も防音業者に聞いて回ったところで、
やはり無理なところです。 



ちなみに予算が10万円だと、
音楽用の防音としては、
ほんとうに簡易的な防音対策しかできないでしょう。

まずは、
おおかたの防音室や防音工事の相場をつかむ必要があります。


予算金額については、「防音室の予算の目安とは?」を参考にしてみてください。

最終的には、
複数の防音業者さんから提案や見積もりをもらって、
あなたが納得できる「予算と防音内容(または内装インテリアのデザイン等)」のバランスをはかることになります。

業者によって総工事費の高い安いの違いはありますが、
基本的には防音性能をあげれば上げるほど予算も高くなっています。


例えば、
「どのレベルまでなら音漏れを許容範囲と考えるか」により、
防音室の予算や防音内容を決めることになります。

もちろん防音性能だけでなく、
空調や冷房施設の設置や、内装によっても、こだわればそれだけ料金はあがっていきますね。

人により、
何を優先するかが違うので
「ベストな防音対策はこれ」とは一概に言えません。


よろしければこのサイト等をご参考に、
ご予算内で納得できる防音室や防音工事をおこなって下さい!

なお、
たいていの場合ですが
「予算」に対して、防音室への「理想」の方が大きいかと思います。

ご予算と理想が合わなかった場合、
防音のことはお詳しく分からなくても
防音工事を計画するにあたって

「何を最優先したいか」

「これとこれは、絶対ゆずれない」

等のご希望を明確にしておいた方がよいでしょう。


(例:ピアノ防音室の場合、
気兼ねなく夜24時まで練習できるようにしたい。
 
ホームシアターの場合、
リビング兼用にするので内装にもこだわり、デザイン性も重視したい等)



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