ピアノ防音を防音工事ナシで自作する方法
将来的にはピアノの防音室や防音工事を考えていらっしゃっても、現状では難しいという方もいると思われます。
防音工事をしないでピアノの防音を自作する方法をご紹介します。
ピアノの各種「静音グッズ」を利用する方法
まずは、
ピアノの各種静音グッズを利用する方法です。
ピアノには静音グッズが多数用意されているので、それを使えば防音室でなくとも、ある程度は防音が可能です。
ピアノ防音グッズとして効果が高いのが、
「ピアノ用の防音パネル」です。
アップライトピアノの場合は、
背面と側面に吸音材のついた防音パネルを取り付けることで、
ピアノの背面に出る音を大きく減らすことが出来ます。
この防音パネルの特長は、
ピアノの前面に出る音は遮らず、音を損ねる事無く使用できる点です。
ピアノの向きを調整すれば、効果的な防音が可能です。
グランドピアノの場合は、防音パネルをピアノの底面に取り付けます。
グランドピアノは本体底面を振動させ音を増幅させ、それを蓋で反射させているので、この底面の振動を抑えれば音を小さく出来るというわけです。
これらの製品はだいたい10dB程度の防音効果があるようです。
続いては、「防振製品」です。
ピアノの騒音は床に伝わる振動も大きな原因です。
振動はピアノの足を通じて床へ伝わるため、ピアノの足に防振措置を施せば、振動をカットできます。
一般的なのは、
「防振インシュレーター」で、
これはピアノの足の下に付けるゴム足のことです。
それと、床に敷く「防振カーペット」や「防振マット」があります。
防振インシュレーターは耐震性もあり、地震でピアノが倒れるのを防ぐ効果もあります。
防音目的でなくても取り付ける価値がありますね。
防振カーペットはピアノ用であれば、
足、ペダルの形に合わせてカットされており、
使い勝手もよく、ピアノの安定性も向上します。
フローリングや畳敷きの部屋でも、
ピアノの下だけ敷くことができるのでデザイン性もよく、床や畳を傷つけるのも防ぐことができます。
これらの製品は5~7dBほどの防音効果があるようです。
防音パネルと、防振インシュレーターや防振カーペットを併用するとより効果は高まるでしょう。
電子ピアノを利用する
この他、練習用であれば、
電子ピアノを利用する手もあります。
他の楽器に比べて、
ピアノは生楽器より電子楽器が安価なため、
ピアノ用防音グッズより、
製品によっては電子ピアノを購入した方が防音にお金をかけるよりも安くすむ場合も多々あります。
キーボードでなく電子ピアノならば、
打鍵感もあり、ピアノの感触も得られます。
また、電子ピアノは独特な音源があったり、
パソコンと接続したりと、生のピアノとは違った魅力もあり、単なるピアノの練習用としてだけでなく、それ単体でも充分楽しめるという利点もあります。
防音グッズを利用しても防音が難しそうな場合は、電子ピアノの導入も検討するとよいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
これらの防音グッズを利用すると防音室でなくとも、ある程度はピアノの防音も可能です。
防音グッズによる効果は最大でだいたい20dB程と思われるため、
それで充分なのか、
あるいは、
防音室を作成するか、無理そうなら電子ピアノを使うのか。
しっかりご検討されて、
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