遮音性能「Dr-40」等の「Dr」の意味について
あまり耳慣れない言葉ではありますが、
遮音性能は「Dr値」または「D値」と言う値で表されます。
これは遮音性能を数値で表すときに使用されるものです。
簡単に言うと
「Dr値」の数値が低いと遮音性能が低く、数値が高いと遮音性能が高いということになります。
音量を「dB(デシベル)」という数値で表しますが、
それと対になる言葉だとイメージしていただければ理解しやすいかと思います。
説明しますと、
Dr-30(D-30とも書きます)だと30dB分の音を遮音し、Dr-40(D-40)だと40dB分の音を低減するということになります。 (ただしこれは500Hzを基準に考えられており、Hz数が変化することで遮音できるdB数も変化する場合があります)
例えば、90dBの音を、Dr-40の遮音性能の防音室を使うと、50dBに遮音することができます。
式で書くと、「90-40=50dB」ですね。
ちなみに、
一般家庭のテレビ・ラジオ・普通の話し声が60dBほど、地下鉄の車内や怒鳴り声が90dBほどと言われています。
また、50dBだと映画館のざわめき程度、30dBだと夜の郊外の住宅地程度の音だと言われています。
それでは、ピアノの場合はどうでしょうか?
ピアノは弾く人によっても違ってきますが、100dB程の音が出ます。
Dr-40の防音室や防音工事をおこなうと、住宅本来の遮音性能-20dB程度と、防音室の遮音性能-40dBとで、最終的に40dBまで遮音することができるので、かなりの防音ができるということになります。(100-20-40=40)
※ただし、「外」にいて聞こえる音量ということになりますので、同じ建物内の別の部屋への騒音はもっと大きいです。 また、これらは環境によって違ってくる可能性があります。
このようなことが書かれた
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