防音室にエアコン(冷房・暖房)は設置できる？
防音室でよくある疑問の一つに、
冷房や暖房などの「エアコン」が設置できるかどうかがあります。
今回は、
防音室に「エアコン」が設置できるか？
についてです。
防音室にエアコンは設置できるか？
防音室は密閉性が高いため、
冬場の気温が下がる時も密閉性が高いため、ストーブは使用できません。
ユニットタイプ防音室の場合は、
標準では換気扇で、
「防音室を設置している部屋から防音室の中へ空気を吸気」します。
そのため
防音室の外でエアコンを付けていると、
中もある程度冷える（温まる）仕様になっている製品が多いようです。
しかし上のような仕様では、
夏の暑い時期などは部屋でエアコンをかけていても
防音室の中までは充分に冷えなかったりします。
また、
防音室の換気扇位置とエアコンの設置位置によってはあまり効果がなかったり、
そもそも元の部屋にエアコンがなかったりと、充分ではない場合もあります。
そこで今回の本題となる、
防音室内にエアコンを設置できるかどうかについてです。
結論から言うと、ケースバイケースになりますが、
問題なく防音室内にエアコンが付く場合が多いです。
ユニットタイプの防音室の場合は、
メーカーによってはエアコンが付く事を保証しているモデルもあり、
そういったタイプの防音室であれば問題なくエアコンを設置できます。
具体例をあげると、
ヤマハやサウンドジャパンの防音室はエアコンが設置出来る事を保証していますし
（ヤマハのモデルは1.2畳用以上）、
カワイの防音室も上位モデルはメーカー推奨エアコンを案内していたりと、
概ねエアコンの取り付け自体に問題は無いようです。
取り付けるエアコンに関しても、
基本的には家庭用のエアコンで問題ありません。
楽器の状態を保つことまで考えると、
換気や湿度のコントロールまでできるモデルを選ぶと良いでしょう。
ただし、
雑音が入ると困るレコーディングスタジオなどでは、
高価になりますが消音装置つきのエアコンをオススメします。
もちろんですが、
オーダーメイドの防音室の場合は、エアコンの設置はもちろん問題ありません。
家の外壁と防音室の防音壁の距離が密着している場合が多く、
後からエアコンを設置する際に障害になる事があるため、
最初からエアコンを設置することを考慮しておいた方が無難でしょう。
当面はエアコンの設置予定が無くとも、
外壁と防音壁にエアコンのダクト用の穴を開け、エアコン用のコンセントを設置しておけば
後から設置する際にもスムーズに設置できます。
穴はエアコンを設置しないうちは防音パテで埋めておけば問題ありませんね。
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