工場を経営しています。近隣住民さんから騒音苦情が出てしまい困っています。どう対処したら良いですか?
工場と騒音苦情は、表裏一体のようなものです。
特に住宅が近くに1軒でもあるようなら、
早めに対処方法を考えておかなくてはなりません。
では具体的にどういった方法があるのかというと、
専門の業者さんに防音工事を頼む選択肢があります。
自力で防音処理をしようと思っても、
工場のような建物規模での施工は容易ではありません。
経営と同時進行で行うなら一層難しくなってくるため、
第三者の専門業者にお願いすることが最も効率的でしょう。
そして、騒音工事の具体的な施工内容としては、
防音カバーや防音パネル、防音壁などの製造と設置が代表的です。
工場の中でも特に騒音が出やすい機材を防音カバーで包み、
包めないものであれば防音パネルで囲います。
工場全体を防音設備で囲むのが一番有効ではあるのですが、
それでは費用も膨大に必要となるのがネックです。
そのため部分部分で防音処理を施し、
相対的に静かにしていくことが、現実的な騒音苦情対策となります。
一方で、防音カバーやパネルが使えない機材の場合には、
「防音部屋(防音室)」を工場の中に作る方法もあります。
例えばドリルなどのように持ち運べる機材の場合は、
防音部屋の中に持ち込み、その中で使用します。
部屋を作るとなると相当なスペースを要しそうに思われますが、
実際には4畳半ほどあれば設置可能です。
また、ユニットボックスタイプの防音室であれば、
2畳くらいから設置もできます。
休憩室との兼用にすることもできますし、
工場内に空いたスペースがあるようなら、検討してみてください。
ちなみに、意外と落とし穴になりがちな部分が「窓」です。
窓ガラスが薄かったり換気をするために開けていると、
どれだけ高性能な防音設備を整えても音は漏れます。
ですから騒音苦情を減らすには、窓ガラスの改善も試みましょう。
二重窓にしたり、分厚いガラスを用いるだけでも変わります。
防音用の防音窓の設置をお勧め致します。
(同時にサッシからの音漏れも騒音対処の専門業者さんに要確認)
安全や防災の面で影響がなければ窓の変更は自由ですし、
コストと相談をして決めるのが理想的です。
ただし、窓と同時にサッシも変更した方が良い場合は、
防音工事や騒音対策の専門業者さんに依頼した方が
間違いないと思います。
気になる費用については、業者さんによって相場が変わります。
当サイトは産業用防音工事/騒音対策専用の見積もりサイトのため、
無料で当サイトをご利用されて、価格や施工内容を複数業者で比較できます。
現場に来てもらうことで、基本的には無料で防音プランも立ててもらえますので、
騒音苦情の対策をご検討の場合は、どうぞご利用ください。