工場の吸気口、排気口から音がうるさいです。工場として出来る防音対策方法を教えて下さい
現在、工場における生産活動は昔と異なり
環境や地域住民の方々への配慮、防音対策が重要な課題の一つだと思います。
工場の騒音の発生源は色々ありますが、
中でも大きいのが吸気口、排気口からの音です。
防音対策の応急措置
防音対策には様々な方法がありますが、
まずは応急措置についてです。
応急措置方法として、防音シートを設置する方法があります。
ホームセンターなどでもすぐに購入出来ますので、
境界線に面している方向に取り付けましょう。
防音対策の根本的な方法
次に考えらえる防音対策ですが、
簡単なのが吸気口と排気口の向きの変更です。
近隣住民さまの敷地境界線の方に口が向いていると騒音が目立ちますので、
吸気口に、または排気口に「延長ダクトを新設」して、
工場の内部に排気、吸気口が向くようにして下さい。
ただし、吸気口と排気口の向き変更は地域住民の方々への配慮の対策ですので
騒音自体が軽減されるわけではありません。
根本的に騒音を抑える方法としては、
まずは騒音を発生する装置機械の交換が挙げられます。
老朽化した排気ファンや吸気ファンは非常に音が大きいです。
最新の低騒音の吸気/排気ファンに交換するだけで、
大幅に騒音が軽減されます。
その他に、
「現在使用しているファンを、防音材を使用した防音ボックスでカバーする」方法があります。
メリットとしては、ファンを交換するより安価なところですが、
デメリットとしてファンが熱をもつ恐れがあるのと、大型のファンだと設置が難しいことです。
どのような対策がベストか判断するのが困難な場合は、
専門の防音工事・防音対策業者さんに相談すると良いでしょう。
防音対策に詳しいスタッフが訪問して、
現地を実際に見た後に、最適な防音対策を提示してくれます。
大抵の防音業者さんは無料で工事費用を見積もりしてくれますので、
いくつかの防音対策案を見積もりしてもらって、
費用と効果を総合的に判断し、最終決定されると良いでしょう。
今回ご紹介した以外の方法も提案されると思います。
初期費用だけでなく、使い勝手についても比較し、確認されてみて下さい。