工場やビルで使う「換気扇用消音器」の消音効果

工場やビルで使う「換気扇用消音器」の消音効果について

工場やビルで使う「換気扇用消音器」の消音効果について

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工場やビル、私たちの日常生活の中でも
空気の入れ替えをする事が頻繁に行われます。

 

そこで気になるのが換気扇からの騒音です。

 

換気扇は、換気用の羽が常に高速回転する事で風を起こし、
通常は室内の空気を外に出します。

 

その際、ペアになっているのが吸気口です。

 

換気扇から羽を使って起こした風により
室内の空気を強制的に室外に出す事により
室内の気圧が下がり、室外の空気を室内に取り込みます。

 

 

通常換気扇を使う時には、
室内で空気が作業などで汚染される可能性が高い時ですので、
換気のみの機能を考えれば
空気を送る速度は速ければ速いほどいいという事になります。

 

 

しかし、速い空気を送るという事は、
それだけ羽の回転速度を上げなければなりません。

 

また、風が早く送られる事により風切り音も発生します。

 

 

これらの事が作業効率を下げる騒音を発生する源となりますね。

 

この様な事は特に、大規模な換気が必要な工場では
真剣に考えなければならない問題となります。

 

 

作業用の換気扇においては上の様な問題が発生しますので、
近隣への消音効果を高めたり、工場の中の作業環境を良くするためには
騒音の発生を防いだり、発生した騒音をできるだけ低くする事が必要となってきます。

 

 

その為に、工場等では換気扇用消音器が用いられる
ようになってきました。

 

この消音機の構造については、様々のものが考案されています。

 

換気扇用消音機のタイプとしては、
空気が出る換気扇の送風口の形状を工夫して
効果的に消音を行うものや、
空気が出た後の経路に様々の構造物を設置して騒音発生を抑えるもの
があります。

 

 

更に、大きく変わった原理によるものとして、
騒音をマイクで拾い、それを増幅するとともに
振動状況を反転させてスピーカーから送風口に向けて送出する
アクティブ消音の技術も発達してきています。

 

このアクティブ消音の技術は構造物を作るなどの方法とは異なり、
幅広い場合に対応可能な技術ですので
これから将来にわたり広く広がり一般的になる事が期待されています。

 

そう遠くない将来においてこの様な新技術が
消音効果対策で使われるようになります。

 

 

 


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