屋外コンプレッサーや屋内コンプレッサーの防音方法について
コンプレッサーは、圧縮空気を作るための機器であり
多くの工場で使われています。
しかし、コンプレッサーは圧縮を行うために騒音を発生させるもので、
苦情の原因になりますし、防音対策を施すことが望まれます。
コンプレッサーの仕組みとしては、軸を回転させることによって、
空気を強制的に送り出すことで気圧を高めるものです。
回転にはモーターが使われますし、空気を送り出す時点でも音が発生します。
作り出す圧縮空気の容量などによって騒音が大きくりますね。
静音性に優れたものでも音は50db台であり、
完全に気にならない状態にするためには
何らかの防音対策を行わなければなりません。
屋内コンプレッサーの場合には、
建物内に設置するため騒音は屋外に出にくいものです。
屋外コンプレッサーの場合には、
そのまま設置するよりも
防音パネル等で囲いを設けるなどして防音対策を行うのが一般的です。
防音方法としては、防音室を作るのと同じで
音の原因を囲って抑えるものになります。
音は空気を伝わる振動によって起こりますが、
コンプレッサーの場合には機械の振動によって
騒音が増していく傾向があります。
そのため、コンプレッサーが接地する場所に
「振動を吸収するゴムマットやウレタンマット」などの
振動を吸収する素材をクッションとして入れ、
また周囲を同じような素材によって囲み、音を吸収させます。
工業用に使われるコンプレッサーの場合には、
周囲を上のような素材などで囲んでいたり、
地面に振動が伝わらないように、空気入りタイヤで接地しているものなどがありますね。
また工場などで大規模に利用する場合には、
容量の大きなコンプレッサーを設置しますが、
大きくなるほど騒音も大きくなります。
このため小型のコンプレッサーを複数設置するといったことでも
騒音を抑えることができる場合があります。
分散配置することにより、
一箇所で圧縮空気を作るよりも、配管の距離を短くすることができますね。
